虎ノ門から消えた超有名ラー油肉そば「港屋(Minatoya)」が羽田空港にオープンしていた

グルメ

かつて、虎ノ門に長蛇の列を作っていた伝説のそば屋「港屋」を覚えてますでしょうか。

私も何度か行ったことがあり、ラー油と麺つゆの相性の虜になっていた者として、虎ノ門にあった唯一の店舗が閉店になったという話を聞いたときはとても残念に思いました。

その後、新橋などでラー油そばを売りにした店が増えてくるようになりましたが、インスパイア系ではなく港屋の味を求めてしまっている、なんていう方も少なくはないでしょう。

そんな中、たまたまあの伝説の「港屋」を羽田空港で見つけてしまったので、港屋ファンにお届けせねば!ということでご紹介したいと思います。

羽田空港のメルセデスであの「港屋」を見つけた

羽田空港第2ターミナルの地下1階フロアに「The Minatoya Lounge|Mercedes me(メルセデスミー)羽田エアポート」と冠した「港屋」がありました。

Mercedes me
東京/大阪で展開するメルセデス ミー公式サイト。カジュアルでオープンなカフェや試乗をお楽しみいただけます。

以前からこの国内線第2ターミナルの地下1階にはメルセデスのお店がありましたが、リニューアルをしたのでしょうか、お店の入り口には新装オープンのお店で見かける花が飾られていました

はじめは休憩がてらここのカフェラウンジに行ったのですが、そこのメニューに雰囲気とはミスマッチな肉そばが載っており、違和感を覚えつつもコーヒーを注文したんですよね。

そこでコーヒーを飲みつつ、なんとなく店の看板を見ていると「Minatoya」と書いてあるような気がして、ラウンジの雰囲気と肉そばと「Minatoya」っぽい文字、というところでピンときました。そう、ここはあの「港屋」だったのです。何も知らずに来ていたので正直、びっくりしました。

あとで調べてみたところ、2021年4月27日にリニューアルオープンした際に「The Minatoya Lounge」となり冷たい肉そばを提供するようになったようです。

「The Minatoya Lounge」のメニュー

今思い返すと当たり前ですが、「冷たい肉そば」がプッシュされています。周りを見渡しても肉そばを食べている人が多かったので、みなさん知ってて来られているのでしょう。

この時点ではこの「冷たい肉そば」があの港屋のものだとは気付いていませんでした。何も知らずに行っていたので、なぜメルセデスで肉そばを出してるんだろう状態でした。

港屋は虎ノ門にお店を構えていた時も看板など特になく、小さい表札に「Minatoya」と書いてあるだけで大々的にアピールはしないスタイルなんだなと思った記憶があるのですが、こちらもそのスタイルは受け継がれているように感じます。

商品としては肉そばをメインとしつつも、場所柄からかメンチカツやメンチカツカレー、からあげなどがあり、ラウンジということもあるのでお酒のつまみとして用意されているものと思われます。

ついでに、炭酸やカフェラテなどのソフトドリンク類がすべて¥100で販売されているという衝撃も味わえます。

港屋ラウンジの「冷たい肉そば」実食

さっそくですが、「冷たい肉そば」を注文してみました。スモールとレギュラーのラインナップがありますが、普通もりは結構量が多いイメージがあったので今回はスモールにしてみました。

山盛りに乗った海苔を支えるようにお肉とネギが大量に敷き詰められており、ラー油が入った麺つゆもあいまってここが「港屋」であるということを感じさせてくれます。

以前は生卵がトッピングとしてありましたが、こちらでは温玉になっているようです。個人的には温玉の方が合う気がするので、それはそれで気持ちが高まりますね。

久しぶりに食べましたが、麺の太さと硬さが絶妙ですね。ラー油が入った麺つゆが最高です。

以前港屋の味を求めてインスパイア系のお店で肉そばを注文したことがあるのですが、お酢の酸味と謎の甘みがあるラー油の麺つゆがでてきたときに逆の意味で衝撃を受けた苦い思い出もあったので、求めていた港屋を味わうことができてとても満足できました。

気になったのでメンチカツも食べてみました。ケチャップとマヨネーズが添えられており、個人的には中濃ソースがいいなと思ったのですが、これはこれでありかもしれないですね。ただ、スライスされたガーリックが入っており、その印象が強めでした。

そんな形で思いがけず港屋の肉そばを食べることができたので、なんていうか驚きだったというところが正直なところです。このことをきっかけに調べたところ、東京大手町にも「Minatoya2」という名前で店舗をオープンさせているようなので、近いうちに行ってみたいと思います。

港屋食べてみたいという方は、こちらの「The Minatoya Lounge」であれば行列ができるような場所ではないと思うので、訪れてみてはいかがでしょうか。

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