iPhone12miniを半年使ってみたけど控えめに言ってFaceIDがストレスすぎる件

コラム

ようやく片手サイズのiPhone12miniが発売されたことを機に数ヶ月しか使用していないiPhoneSE(2020)を手放し、iPhone12を入手して約半年が経ちましたが、マスクがどうこう関係なくFaceIDのストレスがハンパないので購入を検討している方に向けてどれくらいストレスなのか説明します。

ストレス要素1:表情の不一致

FaceIDのなにがそんなにストレスなのか。まずひとつとして、顔認証という可変要素の強いものをベースとした認証方式である点。

表情というのは、喜びや悲しみなどを大きく分けて7つの種類があると言われていますが、FaceIDに登録する顔は”無”の表情で行います。たとえば、人と会話をしながらロックを解除する場合、FaceIDの登録情報に合わせて表情を合わせる必要があります。

自宅にいる場合であればスムーズに開けられるのかというとそうでもなく、寝ながらロック解除を行えるかというとiPhone側に合わせるように意識的に位置の調整をしたり、寝起きでロックを解除する際に枕で顔が少しでも隠れていたりすると弾かれます。

また、あくびをしていたり歯を磨いている際などは一発で解除ができないことが多いです。かつてTouchID民だったこともあり、この積み重ねが地味にストレスになってきます。

ストレス要素2:距離感や角度が割とシビア

ふたつ目の要素として、FaceIDのロックの解除には角度と距離をある程度あわせる必要がある点。iPhoneのロック解除を行う際、登録したFaceID情報と一致できるよう距離感や角度を合わせなければなりません。

簡単に説明すると、立っている状態でiPhoneを操作している角度、座りながら操作している場合や寝ながら操作している際の距離感は異なりますよね。そういったそれぞれのシーンでiPhoneのFaceIDが認識できるように意識的にiPhoneに合わせる必要ができてきます。遠い場合はある程度角度を気にせず認証できますが、どちらかというと顔が近くなるシーンでのはじかれ率が高い。

また、FaceIDを登録する際は基本的に縦方向で行っていると思いますが、横画面での操作中はFaceIDが通らないので縦持ちに変える必要があります。ああ、めんどう。

ストレス要素3:パスコード認証に切り替わるまでのラグ

FaceID民のパスコード問題。FaceIDが通らないならパスコードで開ければいい、そう思う方もいると思いますが、FaceIDが失敗してからパスコード認証に切り替わるまでに数秒時間がかかるのです。

以前のiOSアップデートで多少早まったとはいえ、FaceID認証の失敗後もリトライするような動きがありパスコード認証にスムーズに切り替わりません。ここが即時切り替えだったり、FaceID認証中もパスコード認証に切り替えるボタンがあるならば、まだイライラは抑えられると思うのですが、なぜそのように設計されていないのか不思議です。

街中や電車の中でパスコードで解除してる人を見かけますが、タッチしている数字が見えやすい印象なので、できればパスコード入力は避けたいところですが、FaceIDで開かないのであればやむおえません。

iPhone13miniにTouchIDを搭載してほしい(切実)

昨今のコロナ事情による影響はApple側としても想定外なので、マスクの要素は抜きにしてもロックの解除にこれだけの手間がかかるFaceID、どう考えてもTouchIDの方がスマートです。(ユーザーの声に耳を傾け、Apple Watchを使った顔認証無しでのロック解除の実装に踏み切ったことは素晴らしいと思います。)

片手で収まるサイズのデバイスがiPhone最新機種として出たことは非常に嬉しいですが、サイズのメリットよりもFaceIDのストレスが上回りつつあるので、そろそろiPhoneSE(2020)に戻ろうか本気で検討中です。

指紋認証については、画面埋め込み式でなくてもサイドフレームやボタンに統合する形で設計されている機種もあるので、次世代のminiサイズiPhoneが発売される際には、TouchIDを搭載してほしいと願うばかりです。

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