MVNOでは名義変更ができないので3大キャリアにいるうちに名義変更を行っておくべき

コラム

先日、親族のプランの見直しでMVNOへ転出を検討していたのですが、契約名義の問題により転出ができないということがありましたのでご紹介。

MVNO事業者への転出における条件として、転出元の契約名義と同一の名義での申し込みかつ本人名義のクレジットカード支払いが必須というものがあり、契約の状況によっては意外とこれがネックになってきます。

MVNOでの契約には契約名義と支払名義が一致しないと申込みができないという制限

MNP(Mobile Number Portability)を利用してMVNO(Mobile Virtual Network Operator)事業者と契約するには同じ名義での申込み、かつ名義人のクレジットカードでの支払いがほぼ必須条件となります。

以下は各事業者ごとの契約について調べたものになります。

キャリア種別契約と支払名義が不一致参考URL
docomoMNO○(契約可能)毎月のお支払いのお手続きに必要なものについて
auMNO○(契約可能)口座振替でau料金を支払う場合、契約者本人名義の口座でなければダメですか?
softbankMNO○(契約可能)契約者以外の口座またはクレジットカードで、月々の料金を支払うことはできますか?
楽天モバイルMVNO○(契約可能)契約者名義とクレジットカード名義が異なる場合に、申し込みできるか知りたい
IIJMVNO✕(契約不可)同一の名義で契約し、利用者毎に支払いを分けることはできますか
OCNMVNO✕(契約不可)支払いをするクレジットカードの名義は、契約者の名義と一緒である必要はありますか?
BIGLOBEモバイルMVNO✕(契約不可)家族名義のクレジットカードは使えますか

格安シムと呼ばれるMVNO事業社の多くは口座引落は対応していないところが多く ”契約者ご本人様名義のクレジットカードのみ” での支払いしか受け付けていません。

そのため、契約者の名義人にあたる人物がクレジットカードを保有していなければ事業者との契約はできないことになります。

ちなみにMNOである docomo / au / softbank の大手キャリアの場合は、支払い者との関係性を示す書類があれば、契約者本人以外の支払いでも可能とされていました。

契約名義が自分以外の第三者の場合

スマートフォンの契約の名義が自分以外の第三者(親や夫婦など)でまとめて契約している場合もあるかと思います。

仮に父親の名義で契約している場合を想定すると、MNPにて番号を引き継いでMVNOとの契約を行おうとするとその父親の名義での申込み、かつ父親名義のクレジットカードが必要となります。

契約を変更するタイミングで自分名義に変えたいというような場合や、申し込み名義である人物がクレジットカードを持っていない場合はMVNOと契約することができませんよね。

自身がクレジットカードを持っているのであれば自分名義での申し込み、支払情報も自身の名義に変更することが一番収まりがよいのですが、MVNO事業者では名義変更の対応を行っていないのでMNP転出前に名義変更を行う必要がでてくるのです。

まとめ

大手キャリアの場合は名義変更の手続きを行っていますので、既存のキャリアが大手キャリアの場合はMNP転出前に名義変更を行うことで実際に利用する人物の名義で申し込みをすることができます。

しかし、すでに別のMVNOを利用している場合は名義変更を行うことができません。

このような状況で名義変更をするためには、一旦名義変更が可能なキャリア docomo / au / softbank などの大手キャリアで一度契約し、名義変更を行った後に MVNO へ転出するという方法しかないようです。

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