Time Machineバックアップを使ったMacmini2020へのデータ移行【画面付き手順紹介】

コラム

前回に引き続き、Mac mini 2020 を購入したのでTime Machine を使ったMac環境の移行をやりました。Time Machine でのリストア自体初めてでしたが、データはもちろん細かな設定もしっかりと移行することができました。

Time Machineでのリストアをするにあたり

Time Machine で取得したバックアップを利用して新しいMacへのリストアを行う場合、事前に移行前の環境にてバックアップを取得しておく必要があります。

Macの環境移行には、Time Machineを使用する方法以外に、稼働するMac側の移行アシスタントの機能を使うことで直接移行することもできるようです。

旧MacがSSDなので、直接接続の移行の方がデータの移行が早いかなと思ったのですが、Mac mini 2011 側で移行アシスタントを起動してもログオフされてしまい、うまく起動ができなかったのでここで時間を食うのも嫌だったため、Time Machineでの復元に切り替えました。

Time Machineでのリストアの流れ

さっそくTime Machineバックアップを使ったリストアを行っていきます。Time  Machineバックアップデータが入ったストレージディスクを移行先となるMacへ接続しておきます。

新しいMacの電源を起動すると「国または地域を選択」の画面が表示されます。

次に「文字入力および音声入力の言語」画面が表示されます。

「アクセシビリティ」の画面です。後で設定ができますので、一旦そのままで進みます。

「Wi-Fiネットワークを選択」画面にて、利用するネットワークを選択します。イーサネットを利用する場合は左下の「その他のネットワークオプション」から設定ができました。

データとプライバシーに関する注意事項が表示されます。

ここで、移行アシスタントの設定に入っていきます。今回、Time Machineバックアップからの復元を行うので「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」を選択します。

接続されたデータストレージに含まれるバックアップファイルが表示されます。私の場合、Mac mini と Macbookのどちらも同じストレージにバックアップしているため、2つの選択肢が表示されています。

利用するバックアップを選択すると、バックアップデータの情報を確認することができます。

選択したバックアップファイル内に含まれるバックアップデータです。既定では、すべてのデータが移行対象となっていますので、必要のないものがあればチェックを外します。

次に移行する管理者アカウントのパスワードの作成という画面がでてきました。ここでは新しくパスワードの設定ができるようなのですが、同一環境として復元するため、旧環境と同様のパスワードを指定しました。

パスワードの指定を行うと、チェックマークが付きます。おそらく、ユーザープロファイルが複数ある環境などの場合は、ユーザーアカウント毎にパスワードの指定を行う形になるものと思われます。

最後に利用規約が表示されますので、一読して「同意する」を選択します。

「情報を転送中」の画面が表示されると、データの移行が開始されます。

移行が完了すると、移行がエラーとなったアプリケーションの情報が表示されます。今回、サポートが切れているので Flash Player の移行ができなかった旨のメッセージが表示されています。正直、このレベルでチェックできていることが驚きました。

移行作業がすべて完了すると、「移行が完了しました」画面が表示されますのでこちらで完了となります。

今回移行対象としたバックアップファイルが150GB程度あり、移行開始時のプログレスバーの進み具合から半日程度はかかるのかなと思っていたのですが、2時間半程度で移行が完了しました。思ったよりも早いです。
※Time Machineのストレージは、HDDでUSB2.0での接続。新Macは、Corei5で16GBメモリ環境。

移行が完了するとOSにログインができるのですが、直後は設定の反映やらiCloudデータの同期などが裏で走っているので起動したままある程度放置しておきましょう。

まとめ

Time Machineを使った環境の移行は思ったよりもわかりやすく、所見でも簡単に行うことができました。

初めて iPhone のリストアを行った時に復元時の完成度には驚いた記憶がありますが、Macの復元もとてもしっかり復元できている印象があり、安心して環境移行が行えるものだと思います。

androidやWindowsマシンの経験からまるっと復元する場合、細かい設定などまで移行することができない印象であまり信用していなかったのですが、さすが Apple といったところでしょうか。

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