今回の内容は面白コンテンツ型の記事に含めようかと思いましたが、「動画マーケティング」というマーケティング手法があるので、別にしました。
コンテンツマーケティングについて興味があれば、以下の記事を参考にしてみて下さい。
さて、動画マーケティングであるバイラル動画ですが、耳にしたことがありますか?
実は最大瞬間風速であれば、面白コンテンツ型をも凌駕する力を持っています。
今回は番外編である、動画マーケティングについての概要を解説します。
動画マーケティングとは?
動画マーケティングとは、その名の通り、動画を使用したマーケティング手法です。
通常のマーケティングと同様に、ペルソナやKPI、配信媒体などをしっかりと決定します。
昨今、スマートフォンの普及により今までよりも手軽に動画コンテンツを楽しめるようになりました。したがって、企業も動画コンテンツに注目しています。
動画であれば、企業が作った製品やサービスの利用シーンをイメージすることが容易です。
短時間で伝えられる情報が詰まっているため、人の記憶に残りやすい特徴もあります。
また、SNSを利用していれば、拡散されて認知度を測れます。
このように動画を活用したマーケティング手法は、メリットがたくさんあるのです。
バイラル動画とは?
動画マーケティングにおいて、最も注目されているのがバイラル動画です。
バイラル動画とは所謂、「バズる」動画を指します。インパクトが強く、真似してみたくなったり、シェアしてみたくなったりする動画です。
バイラルとは「ウィルス性」といった意味があります。
ウィルスのように人から人へ繋がっていくことから名づけられました。
主にSNSでの拡散がメインであるため、テレビを見ない層に情報を届けられます。
また、おもしろコンテンツ型と異なり、短期間でたくさん再生される、言わば流行りに近いです。
ブランディング効果も期待できるのもメリットです。
しかし、動画マーケティングは注意点がたくさんあります。
動画マーケティングの注意点
まず、動画マーケティングは制作が困難です。
どういった内容がユーザーに受けるか未知数であるため、トレンドを掴む力が必要となります。「一旦始めてみよう」の感覚では始められません。
そして効果を明確に測定できるツールがありません。もちろん再生回数は分かりますが、それだけではマーケティングとしては成立しないのです。動画のどのタイミングでコンバージョンに繋がったかなど、その動画で本当に効果が出ているかの判定が難しいというところがあります。
また、動画マーケティングは比較的新しい手法です。
ですので、事例やノウハウがあまり出回っておらず、どういった動画で効果が出ているかが調査することは困難を極めます。
最も注意しなければならない点は、拡散性です。
「受ければ広がるから良いのでは?」と思うかもしれませんが、発信場所はインターネットです。
つまり、良くも悪くも広がってしまいます。所謂ステマだと判断された場合は炎上に繋がる恐れがあります。動画の内容が「どうなの?」と感じる人が一定数いれば、良くない形で拡散されることになります。
事例:雪印メグミルク株式会社
YouTubeで公開されている雪印メグミルク株式会社の「カサネテク|無敵の合コンテクニック!?」は、1000万回以上再生されているバイラル動画です。
この動画は、合コンで女性が使えるテクニックをテーマに歌にしています。「重ねドルチェ」の特徴である「重ねる」といったワードが何回も登場しますが、商品自体は一度も出てこないため、宣伝している感じがありません。
なんとなく口ずさんでしまうような歌と、商品とストーリーを上手に組み合わせて成功したバイラル動画であると言えます。
まとめ
番外編の動画マーケティングの解説でした。
上手に制作出来れば流行りを作り出せるため、知名度やブランディングが一気にアップします。バイラル動画は制作に時間がかかってしまいますが、当たれば花火が上がるかもしれません。