前回、コンテンツマーケティングの4つの型についてお話をしました。
今回は最後の型である、「おもしろコンテンツ型」のお話です。
コンテンツマーケティングの概要について興味があれば、以下の記事を参考にしてみて下さい。
しっかりとおさらいをして、事例も確認していきましょう。
おもしろコンテンツ型とは?
まずは、おもしろコンテンツ型のおさらいをしておきましょう。
おもしろコンテンツ型とは、万人受けするような面白いコンテンツを元に集客を狙う方法でした。
いわゆる「バズる」現象を狙って、一気に認知度を高める手法です。
今やたくさんの企業がおもしろコンテンツで話題を狙っています。
しかし、制作に時間がかかることや難易度から、なかなか上手くいかない点が挙げられます。
また、SNSを利用した拡散であるため、良くも悪くも広まってしまうのもおもしろコンテンツ型ならではの事象です。
おもしろコンテンツ型のもう一つの特徴
おもしろコンテンツ型には、拡散力以外にもう一つ特徴があります。それは、今まで興味のなかった、または知らなかったユーザーが知ってくれる可能性があることです。
つまり、SNSを通してこれまで認知すらしていなかったユーザーを虜にできます。
例え、商品やサービスを利用されなくても、会社の名前を認知させられます。
従来であれば、企業とユーザーに何かしらの共通点があるのが前提で、製品やサービスを提供していました。そして口コミやユーザーの意見を聞く形で広がっていくのが一般的でした。
しかし、おもしろコンテンツを制作すれば、おもしろコンテンツが企業とユーザーを繋ぐきっかけになるのです。
もちろん、その後のプロセスとしてファン化に繋ぐ、リピーターになってもらう等の課題があります。ですが、まずは知ってもらわなければ始まりません。
事例:株式会社サイボウズ(サイボウズ式)
実際におもしろコンテンツ型の事例を見ていきます。
例えば、株式会社サイボウズが運営する、サイボウズ式をご存じですか?
サイボウズ式では、ワークスタイルやマネジメントなどの、企業の様々な問題を提唱する形でユーザーが知りたい情報を提供しています。インタビュー記事や漫画を用いているため、非常に分かりやすく面白いコンテンツです。
ITに興味のないユーザーでも楽しめるような配慮や、製品の機能ではなく、製品を利用したユーザーが得られる価値の説明など、少し異なる角度にフォーカスを当てています。
事例:株式会社リクルート(SUUMOタウン)
求人広告や人材派遣などの多岐にわたるサービスを展開しているリクルートは、SUUMOを運営しています。そして、SUUMOとは別にSUUMOタウンというメディアを提供しているんです。
SUUMOタウンとは、街に特化したメディアで人と街のミスマッチを減らすコンセプトで作られました。その街に暮らす人々の実際の声を集めたメディアなので信憑性があり、ユーザーの役に立つ情報が詰まっています。
実際に物件を探している際、家の周りの情報がもっと欲しい場合って結構ありますよね。引っ越し前に、もっと物件周辺の情報が知りたい場合など、利用してみてください。
自分の住んでいるところを調べてみるのも面白いですよ!
事例:株式会社リクルート(SUUMOジャーナル)
リクルートでは。SUUMOタウンとは別に、SUUMOジャーナルというメディアも運営しています。
SUUMOタウンとどう違うの?と思うかもしれませんが、SUUMOジャーナルでは、住宅の購入や賃貸に関しての情報が詰まっています。街の情報ではなく、住む上で役に立つ情報です。
リフォームや内装、住まいの雑学など幅広く掲載していて、面白いコラムが揃っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
おもしろコンテンツ型は、様々な形で発信されています。
提供している製品やサービスに加えて、ユーザーを惹きつけるような面白さが必要ですが、当たれば話題になること間違いなしです。
コンテンツマーケティングは奥が深く、難しいことばかりですが頑張って学びましょう。